えほんだより

3歳の女の子を育てる、絵本好きの母です。医療職。

言葉のおもしろさに目覚める 脱力系ナンセンス絵本【とっています】

 

とっています

市原淳・作

 

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おすもうさんが すもうを とっています
すもうをとりながら、ちょうちょを とっています
ちょうちょをとりながら、バランスを とっています、、

という風に、さまざまな意味の「とっています」が登場します。

 

 

とっています という同音異義語のみでお話が展開していきます。

まるっこいお相撲さんたちがシュールで可愛らしく、ユーモアがあって癖になる絵本です。


赤ちゃんに大人気の絵本【もいもい】の作者さんが描いた本作品。

わが家の娘が赤ちゃんの時にも、もいもいは何百回読んだかわからないほど読みました。

まだ言葉の意味が分からず、会話がまだできない頃から、この 【とっています】も何度も繰り返し読んでいる絵本です。

 

赤ちゃんからでももちろん読めますが、言葉の習得や理解が深まってくる年齢のころ(2〜3才?)に読むと、とっても楽しめるのではないかなと思います🥹

同じことばなのに意味がちがう、という面白さを初めて知った子どもの目の輝きたるや、発明家さながらでした😂

 

ちなみに娘は、食べ物がたくさん出てくるページで、どれが食べたい〜?と選ぶのが好きです😂

 

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気になりましたらぜひ読んでみてください♪

身近なアレで小さな世界を作り上げる!【くみたて】

 

くみたて

田中達也・作

 

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分解した日用品を、小さな作業員たちがせっせとくみたてます。

パーツを組み立てていくと、本来の用途からは思いもよらない形へと変化していきます。

組み立てと見立てによって、ありふれた身近なモノが、全く別のなにかに見えてくる面白さを写真に収めた絵本です。

 

こちらは、娘と一緒にミニチュアライフ展にお邪魔した際に購入した絵本です。

こんなモノでアレができるの!?と、その発想力に驚きとワクワクが止まらないこと間違いなしです!

小さな世界の住人たちが、組み立てたものの中で生活を営んだり、レジャーに勤しんだりしている姿がとても可愛らしく、ミニチュア好きにはなんともたまりません😂

 

工作好きなお子さまと一緒に読むと、創作欲が刺激されて喜んでくれそうな一冊だと思います☺️

 

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気になりましたらぜひ読んでみてください♪

雨の季節におすすめ!文字のないアート絵本【かさ】

 

かさ

太田大八 作・絵

 

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赤い傘をさした女の子が、おおきな黒い傘を持って雨の中歩いています。

雨で揺れる池の水面を眺めたり、すれ違う親子に手を振ったり、雨の日のお散歩を楽しみながら、女の子は駅までお父さんを迎えにゆくのでした。

 

 

こちらの作品には文字がありません。

文章がないことで、絵画を鑑賞するように、1ページずつじっくりと楽しめる作品だと思います。

全編モノクロの中で女の子の傘だけが赤くはっきりと色づいて、とても美しいです。

 

雨降りの街を歩く女の子の姿を見ると、

梅雨の時期のお散歩は、いつもの田舎道がなんだか違う景色に見えて楽しかったことや

水たまりで遊んで長靴の中まで水が染みてしまって、がしょがしょ音が鳴ってたなぁ、、なんて子ども時代の感覚を思い出します。

(この作品はもっと都会的ですが😂)

 

現代では子どもに一人でおつかいなどを頼むことはあまりないでしょうし、傘を忘れてもコンビニで簡単に買えたり

この作品のようなシチュエーションは少なくなっていると思います。

お父さんを駅まで迎えにゆき、帰りは自分の傘を畳んで、お父さんのおおきな傘に入れてもらい、ちょっと寄り道して並んで帰る、、

親子のだいじな思い出の一瞬を見せてもらっているような、ほっこりした気持ちになれる絵本です。

 

 

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圧倒的な没入感!静かな世界へ入り込む【しずかなおはなし】

 

しずかなおはなし

サムイル・マルシャーク・文/ウラジミル・レーベデフ・絵

内田莉莎子・訳

 

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はりねずみのお父さん、お母さん、子どもの家族3匹が、真夜中の森で散歩に出かけます。辺りは静まりかえりみんな眠っていますが、2匹のおおかみたちは目を覚ましていました。

おおかみたちははりねずみを見つけ、捕まえようとしますが、はりねずみがはりを逆立てるので捕まえられません。

そのとき遠くに鉄砲の音が聞こえ、、

 

 

序盤の文章を読むだけで、暗い森の中をこそこそと3匹のはりねずみが動く静かな情景が浮かび、物語に急に入り込むような感覚があります。

お話はかなりシンプルといいますか、ページ数自体も少なく、特に盛り上がったりするような場面もなく。笑

物語に激しい起伏がないのですが、なぜだか妙に引き込まれる魅力のある絵本です。

 

暗闇の中での張り詰めた静かな攻防から、はりねずみたちの平穏が戻るまで、

自然界で生きる動物のリアルさを感じるせいなのかもと思いました。

 

そ〜っと静かに読むと、心が凪ぐ絵本です^ ^

(読み聞かせは寝る前がおすすめです😂)

 

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子どもとのお出かけ前あるある!【おでかけのまえに】

 

おでかけのまえに

筒井頼子・文/林明子・絵

 

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日曜日の朝。今日は家族みんなでピクニックにいく日です。

お母さんもお父さんも、お弁当作りや身支度などで忙しそうにしています。

あやこはお手伝いしようと考えますが、、

 

 

子どもって、お出かけ前のバタバタと忙しい時などに限って、色々なハプニングを起こしませんか?笑

どこの家庭でもあるある〜!な光景なのではないでしょうか。

初めて読んだ時はまだ娘がよちよちの一歳代で、もう少し大きくなったらこんな風に「やらかす」ようになるのかな〜なんて思っていましたが、まさにこの通りでした😂

 

 

あやこが色々と失敗する姿が面白いのか?子どもにも人気ですが、大人にこそ響く絵本ではないかと感じています!

何といっても、お母さんお父さんの寛容さが素晴らしい!

起きてしまった結果よりも、「お手伝いしたい」という子どもの思いやりの気持ち(過程)を汲みとれる大切さを感じます。

 

読むたびに、親としてこうありたいと再確認するような、私にとっても大事な絵本です。

(実際その時の自分の余裕によって、うまくいかないことも多々ありまくりですが😂笑)

 

 

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気になりましたらぜひ読んでみてください^ ^

 

 

自由奔放なハリーにハラハラドキドキ!【どろんこハリー】

 

どろんこハリー

シーン・ジオン・文/マーガレット・ブロイ・グレアム・絵

わたなべしげお・訳

 

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お風呂嫌いなハリーは、体洗い用のブラシを庭の土の中に埋めてしまいます。そして気の向くまま家の外へと繰り出します。

街ではどろんこになって追いかけっこしたり、石炭トラックで遊んだりして、ハリーの体は真っ黒になってしまいます。おなかが空いたので、その姿のまま家に帰るのですが、あまりに真っ黒になっていたため家族にハリーだと分かってもらえず、、

 

というお話です^ ^

 

 

わんぱくなハリーがとても愛らしく、自由気ままに行動する姿に好奇心がくすぐられる絵本です!

 

白、黒、緑とオレンジのみの配色で構成されているのですが、そんな印象を感じさせないほど豊かに彩られている感覚があります!

また、文章と絵がとてもマッチして分かりやすく、ページをめくる違和感?の様なものがないため物語がスムーズに進んでいきます!

 

これが名作と言われる絵本か〜!!と、初めて読んだ時に感動した覚えがあります🤣

 

 

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犬好きな方にもオススメの本作。

気になりましたらぜひ読んでみてください♪

 

 

 

昔話だけど「レトロ」かわいい!【にんじんだいこんごぼう】

 

 

にんじんだいこんごぼう

植垣歩子・再話/絵

 

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あるところに、にんじんとだいこんとごぼうがいました。もともと3人の身体は真っ白だったのですが、泥遊びで身体中どろんこになってしまいました。

そこで3人はお風呂に入ることにします。

すると、、!

 

 

昔話ですが古めかしさはなく、優しい言葉と可愛らしいタッチの絵で描かれています。

単純で分かりやすいお話と絵で、小さな子どもでも繰り返し読みたくなること間違いなしです!

 

にんじんとだいこんとごぼう、それぞれの性格の違いも短い文章の中で想像できるのが面白い!

 

また、お風呂のタイルやインテリア、着ている洋服と小物なんかもレトロでとってもおしゃれです!

 

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娘も私もすごくお気に入りで、2歳ごろから何度も読んだ絵本です^ ^

 

 

気になりましたらぜひ読んでみてください♪