雨の季節におすすめ!文字のないアート絵本【かさ】
かさ
太田大八 作・絵
赤い傘をさした女の子が、おおきな黒い傘を持って雨の中歩いています。
雨で揺れる池の水面を眺めたり、すれ違う親子に手を振ったり、雨の日のお散歩を楽しみながら、女の子は駅までお父さんを迎えにゆくのでした。
こちらの作品には文字がありません。
文章がないことで、絵画を鑑賞するように、1ページずつじっくりと楽しめる作品だと思います。
全編モノクロの中で女の子の傘だけが赤くはっきりと色づいて、とても美しいです。
雨降りの街を歩く女の子の姿を見ると、
梅雨の時期のお散歩は、いつもの田舎道がなんだか違う景色に見えて楽しかったことや
水たまりで遊んで長靴の中まで水が染みてしまって、がしょがしょ音が鳴ってたなぁ、、なんて子ども時代の感覚を思い出します。
(この作品はもっと都会的ですが😂)
現代では子どもに一人でおつかいなどを頼むことはあまりないでしょうし、傘を忘れてもコンビニで簡単に買えたり
この作品のようなシチュエーションは少なくなっていると思います。
お父さんを駅まで迎えにゆき、帰りは自分の傘を畳んで、お父さんのおおきな傘に入れてもらい、ちょっと寄り道して並んで帰る、、
親子のだいじな思い出の一瞬を見せてもらっているような、ほっこりした気持ちになれる絵本です。
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気になりましたらぜひ読んでみてください♪